2007年09月24日

MailBox

MailBoxといっても携帯電話やパソコンのMailBoxのことではありません。

新しくした我が家の玄関先の American Mail Box のことです。


MailBox

初代のものは随分古くなって裏庭に放置してありますが

なかなか愛着があり、捨てられません。

2代目は日本製の黒いボックスでしたが

鉄製で下の台部分が錆びてきたので今回とりかえました。


日本製のメールボックスは日本人好みに作ってあり

シンプルなものが無くあまり好きにはなれません。

でもアメリカ製のオリジナルなものが無く

ようやくデッドストックものを見つけたので

例によって2個も買ってしまいました。

これで何十年かは持ちそうですが

命のほうが持ちそうにもありません。


段ボール箱もアルミの本体もチープなところが素敵なのです。

白引きの段ボールに2色のゴム版印刷ですが

ロゴの影のグレーは網点印刷になっています。

箱のイラストのフラッグ部分がくりぬいてあり

中の色や材質が確認できるようになっています。


MailBox

箱にRIB TEXTUREDと書かれていますが

本体部分がストライプ状にプレスされている模様のことのようです。

箱の後面には組み立て図がイラストされていて

箱の中には部品以外に説明書も何も入っていません。


アルミのボックス本体はU字にプレスされ

後ろの板にカシメられています。

前の扉は開きになっていますので蝶番リベットです。

アルミ本体以外の部品はプラスチックですが

プラモデルの様にライナー仕上げの部品になっています。

アルミ本体に穴が開けられていてそこに簡単に嵌め込み

裏からロックされるようになっています。

ここまではドライバ−1本使わず、マニュアルも読まなくても

簡単に組み立てられます。

(初代のMail Box はプラスチックの部品は一つもなく

プル部分はアルミでフラッグは鉄プレスの物でした。)

前扉の上のプル部は人差し指で引っかけやすくアール形になっていて

上の親指の押さえ部分はフラットになっていて

二本の指で簡単に無理なく開けられるようになっています。


MailBox

箱のコーナーは全てミシン目になっていて 取り出す時は箱を破ってからという

いかにもアメリカらしいパッケージです。


素材にプリントもシールを貼ることもなく

不要な装飾も一切無く

必要な強度と必要な機能だけを付加して

しかも素材の美しさを生かしていくという 

非常に合理的なプロダクトです。

無駄なコストをかけずに

大量に安く量産していくシステムがよいです。

どこかの国の物作りのように

足し算して少しでも付加価値をつけ高く売ろうというのとは違う

引き算の物作りに拍手を贈りたいです。

(職人の作った美術工芸品とは対極にありますが)


アメリカでも事情はかなり変わってきているとは思いますが

昔のことをを描いた映画にはよく出でくる風景

道路沿いにたくさんのメールボックスが並べられていて

いろんな形の物があり

へごちゃのものや、自作のものもあり

あの、雰囲気のものに魅力を感じてしまいます。


これ、Hobo的Goodsということで

Hobo'sのカテゴリーです。


あ、iPod Touchの出荷が始まったそうです。

ぼくは刻印を希望したのでアメリカからの出荷になるそうです。

4〜5日遅れるそうです。

このMail Boxには届けられないでしょうが楽しみです。


ちなみに刻印の文字は

zenbeat です。


では また お逢いしましょう。






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