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2010年07月20日

蕎麦処 おおくぼ

福井 おおくぼ という 蕎麦処

なにげなく 本屋さんで見て 行こかと イカリと二人で行きました。

我々の 行動範囲の中にある すぐそばの あるところ なのですが

それは 福井市内でも 八幡山の南の際の 住宅街の縁にある。

蕎麦処 おおくぼ 

オーナーの 大久保さん は 昔 NHKのアナウンサーで

趣味で蕎麦打ちをしているというのは こちら福井の人は皆知っている。

皆 ああ あの人 というくらい 顔は知れている人なのです。

でも 趣味でそば打ち とは思っていたが 店を構えて営業してるとは思っていなかった。

それより 巷の噂 クチコミ でも そのような情報が一切ない

だれも知らない

その意味でも 隠れ家的在処 なのです。

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最初、本の地図を暗記して この辺だろうなと 車で

その場所が 簡単には 見つかりません。

2~3回 同じところを 廻り ようやく辿り着く。

その前を何回も通過しているのですが なにせ ポツンと 民家のたたずまいなので

気が付かなかった というところが 寄せ付けない スポット なのです

安易に我が家へ近づかないで の モードであります。

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さて ようやく辿り着いて 暖簾をくぐります

蕎麦処 おおくぼ




<いらっしゃい ようこそ>

そして 開口一番 

<福井には そば屋さんが 一軒もないのよネエ>

ハア? おれたち そば喰いに来たんだけど ここは何処? 

<蕎麦屋 そば屋 っていうけど みんな うどん屋さんなのよ ネエ>

そこから 流暢な 蘊蓄の 洪水が始まります。

それを 聞きながら そばを食べるのは 修行の域 であります。

そばの種類は <せいろ> <しらゆき> <いなか> の3種類しかない。

飲み物は お酒 と びーる のみ

今回は二人で しらゆき を注文すると

<およしなさい 別々のものを半分ずつ味わった方が良いですよ>

で しらゆき と いなか を注文。

この店の一人前の量は 普通のお店の倍くらいある。

この 赤い漆の角盆にのったのが 茹でる前の一人前

蕎麦処 おおくぼ




麺は限りなく 細く 抜ける様に 白く そして 多い

<蕎麦は熱に弱いので 茹でるのは 2回転半 ナノ>

数十秒でゆで上がり 

これ イカリと二人で分けているので 一人前の半分の分量です。

蕎麦処 おおくぼ



<味は刻々と変わるので 早く食べなさいヨ>

薬味は ネギ と わさび だけ 

<まずは 何にも付けずに食べるのよ>  

ダシつゆ は真っ黒で大変辛そうに見えるのですが

そのまま飲んでも 非常に深くて旨い

さて 一口 

ウム これ 絶品 唸ります

大久保さん もう何も喋らんといて と言いたくなる。

つぎが いなか これも 一人前の半分の分量

蕎麦処 おおくぼ



合計一人前を食べると 程よい満腹感になる

おいしいお蕎麦を これくらいの量で食べさせてくれると

至福 というか 至腹 の時を 経験できます。

そしてまた おしゃべりが 続きます

左がうどん切り包丁、 右が蕎麦切り包丁

蕎麦処 おおくぼ



と 教えてくれます。

食べている間も ずっと おしゃべり の連続で

その 間合いを持ってないと つらいかも

蕎麦食べてる時間より 喋ってる時間の方が長い

大根の話から たくあん、 鯖、へしこ、宗教の話 もう 切りがないですが

僕たちの世代としては 面白いし、話が弾みますが 

若い人は どうなのかな とも 思う

この前行った時は 金沢の若い男女のカップルが先客でした。

一緒に軽くですが おしゃべりし そのお二人

ごゆっくり とか ごあいさつして 帰られました。

おおくぼ さんち はそういう 雰囲気の場 なのです。

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福井の蕎麦は どこも旨い と 以前は思っていた

おろし蕎麦<大根おろしをぶっかけて食べるそばです>が有名です が

きょうや さんで もりそば <そばに ネギ、だし、わさび 以外に何にもない蕎麦> を食べてから

おろし蕎麦は 食べなくなった

麺は限りなく細いもの が好み

おいしい蕎麦は 蕎麦だけで食べる が良い。
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この おおくぼさんち は 福井では全く知られていない

ブログを検索すると 県外の人達 が多い

東京や関西から わざわざ はるばる 蕎麦の行脚に来られてる。

僕たち 福井人としては 恥ずかしい話です。

本物の 蕎麦を食べられるところが すぐそばにあるというのに

でも 決して 子供連れ 有閑奥様族がグループで押し掛けないで下さい。

そして ここ おおくぼ が 行列で整理券発行なんてなったら

ぼくは もう 行きませんし 決して そうはなりません

密かに 独りか 気の合う人と二人くらいで 訪れてください。

決して 皆に宣伝しないで下さい。

気軽に 教えてはいけない隠れ家なのですから。

ここは 蕎麦屋さんではありません。 おおくぼ道場 なのです。

こだわった人にしか教えたくないので

ブログ 限定  検索して来た人のみぞ 知る

こちら 名刺 です。

蕎麦処 おおくぼ



そして 隠れ家の 在処

蕎麦処 おおくぼ




では 蕎麦で元気の出る ハマG でした。

追記

このお店 大久保さんお一人でやっておられます

時々 海外へ旅行されたりしていて

閉店されてることが多いので

特に県外から来られる方は 電話で確認されてからお越し下さい。
 

福井でこだわりのプリントといえば 

染型工房 横山工藝

タペストリー、暖簾 等 大判プリントは

オーダー ぷりんと屋

よさこい、祭り、ステージ衣裳のプリントは

オーダー よさこい屋










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Posted by hamabeat at 18:42│Comments(2)お気に入り
この記事へのコメント
ハマさん、こんにちは。
この季節、蕎麦は特にいいですね。
写真のお蕎麦、とても美味しそうです。
僕はボソボソとした食感の田舎蕎麦が好みです。
何故か、蕎麦屋のビールは美味しく感じられますね。

ブログを拝見して、以前入った店で、
「ところてん」・「サイダー」・「酒」・「ビール」しかメニューが無いお店があったことを思い出しました。
仕方がないので「ところてん」を注文すると、
「すっぱい臭いがしてだめだわ」と、女主人は言いました。
これはこれで、人に教えたくない名店(迷店?)でした。
Posted by WAJIN at 2010年07月28日 09:45
わじんさん こんにちは。ようやく アブリダシから脱却できたので 時間差の返答になります。一緒に蕎麦でも食べたいですがなかなかそういう訳にはいきませんね。こちらに旅する時はご連絡下さい。
今年の夏は 異常な暑さゆえ 冷たいお蕎麦はいいですよ。蕎麦は体を冷やしてくれます。それと 二日酔いのときは 無性に蕎麦が食べたくなる。体が求めている感じです。
Posted by hama Ghama G at 2010年09月03日 09:57
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