2015年12月18日
蕎麦処 おおくぼ 再訪 Revisited
仕事でお付き合いのある人と二人で
僕は今年いっぱいで 38年勤めた会社をリタイアするので
送別会ということで どこかお蕎麦でも食べにいきましょうかと
みぞれ降る嵐のお昼 蕎麦を食べに おおくぼ へ
まずは 電話で 営業しているかを確認してから
というのも おおくぼさん きまぐれで やってない時も多々あります
海外へ旅行されることも 多いので
特に遠くから来られる方は あらかじめ電話での確認が必須です。
車のなかで お店は汚いし ウンチクは たいへんなものですから覚悟してというと
まさか 食べ方まで ああだこうだと言われないでしょうねと返ってきた
その まさか ですが ＜最初は お蕎麦だけ食べてご覧なさい
出汁は 少しだけ浸けるんだよ＞ と言われるからと説明しておいて
さて 久々の訪問に 胸躍らせて 玄関戸を開ける
相変わらず 店内は 雑然としていますが
火鉢に赤い炭の ほのかな 暖かみが うれしい
さっそく ウンチクが始まりますが
そこは それなりに 聞き流します
最近 歳のせいか しんどくなってきて 何時辞めようかという話をするので
やめんといてや もったいない 冗談で弟子入りしようかなと話してみた
今年 一滴庵 もやめちゃったので ここが閉店したら 行くとこがなくなる
と 強くお願いした お歳は 七十七歳ということなので
これからは 足しげく通おうと思う
……………………………………………………
まづ しらゆきを二人で一人前をたのみ 半分づつ
というのも ここの蕎麦の一人前の量は普通のお店の倍以上あります
一人前で 十分な量ですが 二人でいくとなれば 違うものを半分づつ食べるのがよい
これ 一人前の量
これ 半人前の量 多いでしょ
おしながき は しらゆき と せいろ と いなか の三種類しかない
この三種類とも そばと出汁とネギ、ワサビの薬味しかない
ともかく 蕎麦だけを味わうというのがここの主義なので
天ぷらだとか 海苔だとか ニシンだとか 大根おろしだとかは 一切無い
まして お汁に浸かった 暖かい丼そば というのもあるはずがない
茹でる時間は 9秒なの と何度も強調する
さすがに 早い
真っ白の透きとおった 極細の麺
蕎麦の香りも良く シャキッとしていて のどごしも良い
やはり 旨い
食べている時もウンチクは続きますが 食べるが先
つぎに いなか をそれぞれ一人前づつたのむ
二人前となると このボリュームですからね
これ 一人前の量 すごく多いでしょ
ウンチクたれる割に 早く食べなさい 早く
蕎麦は時間経つと美味しくなくなるから と急かしてくる
じゃ 静かに 食べさせてくれと言いたくなる
見るに見かねたのか 蕎麦は こうやって食べるのよ
見せてやるからと 自分の一人前の蕎麦を茹で始めた
出汁はこれくらい少なくていいの
噛むのは5回くらいで あとは ズルズルと飲み込むもの
喉越し を味わうものなのよ と
あっという間に飲み込んで 出汁はほら無くなったでしょう
これくらいで ちょうどいいの と これもダメオシのウンチク
最後に でっかいステンレスの入れ物に たっぷりの蕎麦湯
全部 のみなさいよ とくる
全部飲める分けが無いでしょ
でも たっぷり三杯飲んで お腹いっぱいになった
旨い蕎麦を腹一杯食べると ほんと 幸せになる
……………………………………………………
ここに勝る蕎麦は 今のところ ない
個人的には 僕にとって 一滴庵の蕎麦が一番好きなんだけど
そんなこと おおくぼさんに言ったら 何が飛んでくるか解らないし
飛んでくるものよりも 出入り禁止になると もう食べる所が無くなる
一滴庵が無くなった以上
ここで ウンウンと頷きながら 黙して食べる
……………………………………………………
外は 激しい 霰
雨に濡れた緑が 美しい
年越す前に もう一度行くぞ
良い お年を みなさん
僕は今年いっぱいで 38年勤めた会社をリタイアするので
送別会ということで どこかお蕎麦でも食べにいきましょうかと
みぞれ降る嵐のお昼 蕎麦を食べに おおくぼ へ
まずは 電話で 営業しているかを確認してから
というのも おおくぼさん きまぐれで やってない時も多々あります
海外へ旅行されることも 多いので
特に遠くから来られる方は あらかじめ電話での確認が必須です。
車のなかで お店は汚いし ウンチクは たいへんなものですから覚悟してというと
まさか 食べ方まで ああだこうだと言われないでしょうねと返ってきた
その まさか ですが ＜最初は お蕎麦だけ食べてご覧なさい
出汁は 少しだけ浸けるんだよ＞ と言われるからと説明しておいて
さて 久々の訪問に 胸躍らせて 玄関戸を開ける
相変わらず 店内は 雑然としていますが
火鉢に赤い炭の ほのかな 暖かみが うれしい
さっそく ウンチクが始まりますが
そこは それなりに 聞き流します
最近 歳のせいか しんどくなってきて 何時辞めようかという話をするので
やめんといてや もったいない 冗談で弟子入りしようかなと話してみた
今年 一滴庵 もやめちゃったので ここが閉店したら 行くとこがなくなる
と 強くお願いした お歳は 七十七歳ということなので
これからは 足しげく通おうと思う
……………………………………………………
まづ しらゆきを二人で一人前をたのみ 半分づつ
というのも ここの蕎麦の一人前の量は普通のお店の倍以上あります
一人前で 十分な量ですが 二人でいくとなれば 違うものを半分づつ食べるのがよい
これ 一人前の量
これ 半人前の量 多いでしょ
おしながき は しらゆき と せいろ と いなか の三種類しかない
この三種類とも そばと出汁とネギ、ワサビの薬味しかない
ともかく 蕎麦だけを味わうというのがここの主義なので
天ぷらだとか 海苔だとか ニシンだとか 大根おろしだとかは 一切無い
まして お汁に浸かった 暖かい丼そば というのもあるはずがない
茹でる時間は 9秒なの と何度も強調する
さすがに 早い
真っ白の透きとおった 極細の麺
蕎麦の香りも良く シャキッとしていて のどごしも良い
やはり 旨い
食べている時もウンチクは続きますが 食べるが先
つぎに いなか をそれぞれ一人前づつたのむ
二人前となると このボリュームですからね
これ 一人前の量 すごく多いでしょ
ウンチクたれる割に 早く食べなさい 早く
蕎麦は時間経つと美味しくなくなるから と急かしてくる
じゃ 静かに 食べさせてくれと言いたくなる
見るに見かねたのか 蕎麦は こうやって食べるのよ
見せてやるからと 自分の一人前の蕎麦を茹で始めた
出汁はこれくらい少なくていいの
噛むのは5回くらいで あとは ズルズルと飲み込むもの
喉越し を味わうものなのよ と
あっという間に飲み込んで 出汁はほら無くなったでしょう
これくらいで ちょうどいいの と これもダメオシのウンチク
最後に でっかいステンレスの入れ物に たっぷりの蕎麦湯
全部 のみなさいよ とくる
全部飲める分けが無いでしょ
でも たっぷり三杯飲んで お腹いっぱいになった
旨い蕎麦を腹一杯食べると ほんと 幸せになる
……………………………………………………
ここに勝る蕎麦は 今のところ ない
個人的には 僕にとって 一滴庵の蕎麦が一番好きなんだけど
そんなこと おおくぼさんに言ったら 何が飛んでくるか解らないし
飛んでくるものよりも 出入り禁止になると もう食べる所が無くなる
一滴庵が無くなった以上
ここで ウンウンと頷きながら 黙して食べる
……………………………………………………
外は 激しい 霰
雨に濡れた緑が 美しい
年越す前に もう一度行くぞ
良い お年を みなさん
Posted by hamabeat at 18:00│Comments(0)
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