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2018年10月14日

[人生フルーツ] と [居酒屋ばあば]

退院してから ほぼ 10日になります

少しづつ 回復に向かっているかな と思います

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樹木希林さんが亡くなって色々追悼番組が多く

映画じゃなく 普段の日々の彼女の映像を見ていると

いつも思うことですが 僕の一番上の姉によく似ています

すでに亡くなりましたが 歩き方や動き、仕草がよく似ています

いつも 姉のことを思い出してしまいます

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YouTube を見ていて [人生フルーツ] に行き着きました

以前 放送で見ましたが たしか 東海TV のドキュメンタリー番組でした

映画にもなり 本も出ているので ご存知の方は多いと思います

この映画のナレーションを樹木希林さんが彼女らしく ゆるく 朗読しています

YouTube で 予告編をご覧ください





[人生フルーツ]の 津端英子さんと樹木希林さんが [居酒屋ばあば] で対談されています

残念ながら この動画はYouTubeから最近カットされました

樹木希林さんはこの後半で 津端英子さんのお宅を訪ねて対談されています

この中で津端英子さんが [時をためて] という素敵な言葉をおっしゃってます

言葉の意味は説明が難しいのでこの映像から意味を汲み取って下さい

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Slow Life とか Slow Food という言葉を最近よく眼にします

[人生フルーツ]の二人の生活ははまさにこの言葉どおりです

この Slow という言葉は 戦後の急激な経済発展のもと

ものすごいスピードで走って来た人々が ゆっくりと歩き始めた時

はて なにか大事なものを忘れて来たんじゃないか と気付きはじめ

Fast の反語として行き着いた言葉です

失ってきた大事なものとは 時間 です


以前のブログで書いた 星野道夫 の [旅をする木] という本のなかのお話を引用します

大きなキャラバンで南アフリカを旅している時、シェルパの人達がストライキをして そこから全く動こうとしない

給料を上げるから 早く出発してといっても 全く動かない 何故 と聞いてみると彼らは こう答えたといいます


[私たちはここまで速く歩きすぎてしまい 心を置き去りにしてしまったのです 

心がこの場所に追いつくまで、私たちは しばらくここでまっているのです]



ここで 置き去りにしてきたものとは こころ です


時間 も こころ も眼に見えないものです


時間 に関しての説明は長くなりますのでまたの機会にします


[人生フルーツ]のご主人 建築家の津端修一さんは

チェコ出身でフランク・ロイド・ライトに学んだ

アントニン・レーモンドの影響を受けています

そして あの高度成長期でも この信条を貫き 現在にいたっている

時代にとらわれずに 自宅と庭のスペースで 自分のスタイルを実現している

ゆっくり コツコツ あせらず 背伸びせず 時をためる ように生活してきた

皆が 日本が 忘れて来た大切なものを この映画は見せてくれます

そして このかたの 亡くなり方 も ナチュラル そのものですね


次回は 多分 植物 について

人も 世間も 社会も 国家も 信じてはいけません

植物 に 学ぶ 

と いうことで



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